【実録】マンションvs戸建て両方買った結論。新小岩で4000万と5000万の家を比較してみた

「マンションと戸建て、どっちがいいの?」

永遠のテーマであるこの論争に、終止符を打ちたいと思います。なぜなら、 私は「両方とも購入した」という、かなり稀な経歴を持っているからです

世の中の記事は「不動産屋のポジショントーク」か「片方しか買ったことのない人の想像」ばかり。 この記事では、実際に東京都葛飾区(新小岩エリア)で 4,000万円のマンション5,000万円の戸建て を自腹で購入し、住み替えた私だからこそ語れる「リアルな真実」を包み隠さずお伝えします。

結論から言うと、私は 「戸建て推し」 ですが、マンションも戸建てもどちらの選択も正しいと言い切れます。

なぜなら住まいとしてこの2つは比較するべきかわからないほどにかけ離れているからです。

今回は、それを説明するために戸建てにはマンションではあり得ない「強烈なデメリット」も存在します。中立的な視点で、それぞれの天国と地獄を比較していきます。


比較した物件のスペック(東京都葛飾区新小岩エリア)

まずは比較の前提となる、私が購入した2つの物件スペックです。

項目マンション(売却済)戸建て(居住中)
価格約4,000万円約5,000万円
広さ普通(2LDK〜3LDK想定)約100平米(広い!)
構造RC造・高層階木造・3階建て
駐車場有料・機械式・遠い敷地内・無料・ドアtoドア

1. マンション購入編:「眺望と楽さ」の代償

最初は「町内会とか面倒くさい」「虫が大嫌い」という理由で、高層階のマンションを選びました。

マンションの「ここが最高だった」

  • 絶景の優越感: 夜景、朝焼け、夕焼け。空好きにはたまらない景色が毎日そこにありました。たまたま視界を遮る建物がなかったのも幸運でした。
  • ゴミ出しの神システム: 24時間いつでもゴミが出せる。これは人類最大の発明かもしれません。
  • 掃除不要の共用部: 廊下やエントランスは管理人がピカピカにしてくれます。「家」の維持管理をアウトソーシングできる感覚です。

マンションの「ここが地獄だった」

しかし、住んでみると「管理」という名の不自由さに直面しました。

  • 「正直者がバカを見る」ルール: バルコニーは共用部なので火気厳禁(例えばBBQ不可)。玄関前に私物を置くのもNG。だけど、マナーの悪い住人は普通に共用部にものを置いています。マナーを守っている自分が損をするような、ルール違反者へのイライラがありました。
  • 騒音と振動: 上の階の足音がドタドタうるさい。「集合住宅だから仕方ない」と割り切れるレベルではありますが、如何せん地味なストレスになります。
  • 駐車場の絶望:
    • 駐車場が有料かつ、部屋から遠いし、空かない。
    • 駐輪場も機械式で出し入れがダルい。女性にはきつい。
    • バイク置き場は常に満車(既得権益化していて空かない)。
    • ジョギング後、汗だくで他人とエレベーターに乗る気まずさ。
  • 無駄なコストと手間: 理事会は不毛な議論の場でした。そして、管理費・修繕積立金を払っているのに、専有面積(実際に使える広さ)は価格に対して狭いと感じました。

2. 戸建て購入編:「無限の自由」と「野生との戦い」

「もっと広い家に住みたい」「自分の城を持ちたい」という欲求が爆発し、戸建てへ住み替えました。現在は約100平米の木造住宅です。

戸建ての「ここが最高だった」

マンションの不満がすべて解消されました。

  • 圧倒的な「広さ」と「自由」: 狭いと感じることがありません。敷地内は無法地帯(良い意味で)です。
  • 趣味全開: バイク3台、自転車2台を敷地内に駐車(もちろん無料)。
  • DIYし放題: ソーラーパネルを設置して発電グラフを作って遊ぶ、監視カメラをつけまくる、設備投資に限界なし。
  • アウトドア拠点: 3階でBBQ(近所迷惑にならない範囲で)、キャンプ道具の保管も余裕。汚れたら玄関前で洗える。
  • モビリティ革命: 玄関を出たら1秒で車に乗れます。買い物後の荷物運びが一瞬で終わるのは感動レベル。
  • 共用部という概念がない: 誰に気兼ねすることなく、宅配ボックスを置きまくれます(基本は置き配ですが)。
  • 健康への意外な効果: 階段の上り下りで勝手に筋肉がつきます。生活がそのまま運動になります。

戸建ての「ここが地獄だった」

しかし、自由には責任(とコスト)が伴います。

  • 防犯は自己責任: 年に1回くらい不審者が来ます(監視カメラにバッチリ映っています)。「盗まれるリスクを許容してでも広さを取る」という覚悟が必要です。
  • 光熱費の爆増: 木造はマンションより寒くて暑い。広いのでエアコン代もかかり、 電気代は体感で3倍 になりました。
  • ご近所付き合いと町内会:
    • 町内会費、謎の募金があります。
    • 私はうっかり町内会役員になってしまいました (やってみると意外と面白いですが)。
    • ご近所トラブルもたまにあります。
    • もちろん修繕積立は自分でやる必要があります。
  • VS 野生動物・害虫:
    • 猫のフン害: 誰も掃除してくれません。自腹で猫よけ対策(3万円)をして解決しました。
    • 虫との死闘: ゴキブリ、ムカデ、アリ、ダンゴムシ、ゲジゲジ…。ゴキブリキャップを外に置けば10匹死んでいるような世界です。年間で殺虫剤にかける費用もバカになりません。

3. 老後問題:階段は「筋トレ」か「凶器」か

よく言われる「老後の階段問題」について、実体験から考察します。

マンション時代は「階段があると老後つらい」と思っていました。 戸建てに住んでからは 「毎日階段を使うことで、自然と足腰が鍛えられる」 というメリットを感じています。

ただし、リスクは確実にあります。 実際に私が大怪我をした際、トイレに行くための階段の上り下りが激痛で、地獄を見ました。住み始めの頃は階段から何度も落ちました。 「健康なうちは最高のジム」ですが、「もしもの時」を考えると、マンションのフラットな床が恋しくなる瞬間があるのも事実です。


結論:あなたはどっちを買うべき?

両方住んでみた私の結論です。

戸建てがおすすめな人(私のようなタイプ)

  • 自由を愛する人: バイク、車、DIY、ガジェット弄りが好きな人。
  • 広さが正義な人: 狭い空間にストレスを感じる人。
  • 自己責任で解決できる人: 虫退治、防犯対策、家のメンテナンスを自分で楽しめる人。
  • 音を気にしたくない人: 足音や生活音で他人に気を遣いたくない人。

マンションがおすすめな人

  • 虫が絶対に無理な人: 戸建ての虫レベルは桁違いです。
  • 防犯と安心をお金で買いたい人: オートロックや管理人の存在は大きいです。
  • 断熱・気密性を重視する人: 光熱費を抑え、一年中快適な温度で暮らしたい人。
  • 「管理」をお任せしたい人: ゴミ出しや掃除の手間を極限まで減らしたい人。

これから家を買うあなたの参考になれば幸いです。