【体験談】不育症対策でバイアスピリン服用。日医大への転院や「飲むタイミング」変更で妊娠・出産できた話【35週まで】

はじめに:無事に出産できた喜びと、そこに至るまでの迷い

「妊娠しても、継続できるだろうか……」

そんな不安を抱えながらの妊活でしたが、この度、無事に妻が妊娠・出産することができました。一番の要因は、自分たちに合った治療方針に出会えたこと、具体的には 「バイアスピリン100」 の服用だったと感じています。

今回は、妻が妊娠・出産に至るまでの体験談として、以下のポイントを中心にお話しします。

  • 妊娠のきっかけ(飲むタイミングの変更)
  • 転院の決断(かつしか赤十字から日医大へ)
  • リアルなお金の話(東京都の助成金活用と自腹の痛み)
  • 日本医科大学付属病院(日医大) でのリアルな通院事情

同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。


1. 盲点だった「飲むタイミング」。不妊治療クリニックでの転機

今回の治療で一番驚いたこと、そして妊娠の決め手になったのは 「薬を飲み始めるタイミング」 でした。

実は、最初に通っていたある不育治療専門のクリニックではうまくいかず、遠回りをしてしまう辛い経験がありました。

片道1時間半! 最初のクリニックでの苦い経験

その最初のクリニックは葛飾区の自宅から 電車で片道1時間半 もかかる場所にありました。 治療効果が出ない焦りに加え、薬が切れるたびに往復3時間をかけて処方箋をもらいに行かなければならない……。この通院負担は、妻の体力的・精神的な限界を削っていきました。

そこで心機一転、別の不妊治療専門クリニックへ相談に行ったところ、そこでバイアスピリンの「飲むタイミング」について新たな提案を受けました。当初指導されていたタイミングから少しずらすアドバイスをもらい、その通りにしたところ、なんとその翌月に妊娠することができたのです。

クリニックとの相性や、セカンドオピニオンとして別の医師の意見を聞くことの重要性を痛感した出来事でした。


2. 「28週の壁」を超えて:かつしか赤十字から日医大へ

無事に妊娠した後、最初は地元の 「東京かつしか赤十字母子医療センター」 に通い始めました。 自宅(新小岩)から近く、できればここで産みたかったのですが、同院の方針や一般的な基準では、妊娠28週頃でバイアスピリンの服用を終了することが多いと言われました。妻としては「28週で薬をやめて、もしものことがあったら……」という不安がどうしても拭えませんでした。 近さよりも安心を選び、背に腹は代えられず、泣く泣く転院を決意しました。

そこで夫婦で話し合い、より長くバイアスピリンの管理をしてくれる 「日本医科大学付属病院(日医大)」 への転院を決意しました。

結果として、日医大では 妊娠35週まで バイアスピリンを服用することができました。「ここまで飲んでいれば大丈夫」という精神的な安心感を得られたことは、妊娠期間を過ごす上でとても大きかったです。


3. 切実な「お金」の話:助成金の活用と自腹の痛み

治療方針と同じくらい重要なのが、費用の問題です。私たちのリアルな家計事情についてもお話しします。

東京都の「不育症検査・治療支援事業」を活用

不育症の検査や治療にはどうしてもお金がかかりますが、私たちは 東京都の助成金 (不育症検査・治療支援事業)を申請し、受給することができました。 手続きは必要ですが、経済的な負担が軽減されたのは本当に助かりました。お住まいの自治体に同様の制度があるか、必ず確認することをおすすめします。

「2人目」の検査費用は自腹という現実

現在、私たちは2人目の妊活を考えています。しかし、ここで頭を悩ませているのが 「2人目以降の検査費用」 です。 再び検査が必要になる項目があるのですが、これらに関しては助成金の対象外となるケースが多く、完全に 「自腹」 となってしまいます。これが家計にはかなり痛い出費で、現在進行形の悩みです。

念の為受けた「不妊検査」は助成金対象外

ちなみに、念には念を入れて「不妊症」の検査も一通り受けました。 しかし、私たちが受けたのは基礎的な検査のみだったため、より複雑・高度な検査を要件とする不妊治療の助成金については対象外となり、申請していません。 「どのレベルの検査までやれば助成金が出るのか」を事前に調べておくことも大切だと学びました。


4. 通院のリアル:日医大の過酷なタイムスケジュール

日医大に転院して本当に良かったと感じていますが、通院にはかなりの覚悟が必要でした。

「移動1時間」+「待ち3時間」の試練

自宅(新小岩)から車で通院していましたが、渋滞なども考慮すると片道約1時間かかります。 そして何より大変なのが、病院に着いてからの待ち時間です。大学病院ということもあり、妻の場合は 待ち時間だけで平均して3時間 ほどかかっていました。

往復の移動と合わせると、通院だけで半日以上が潰れてしまいます。つわりの時期や、お腹が大きくなってから、硬い椅子で3時間待ち続けるのは体力的に相当ハードだったようです。 本や動画、クッションなど、快適に過ごすための「暇つぶし&ケアグッズ」は必須です。


5. 良かったこと:服薬だけで済んだ体質

不育症の治療には、バイアスピリンの内服だけでなく、人によっては「ヘパリン注射」をご自身で打たなければならないケースもあります。

妻の場合は検査の結果、バイアスピリンの服用(服薬)だけで対応できる体質でした。毎日のことですので、注射の痛みがなく、飲み薬だけで済んだことは幸運だったと感じています。


まとめ:納得できる治療環境を求めてよかった

最初のクリニックでの遠距離通院の苦労、不妊治療クリニックでの発見、そして日医大への転院と長時間の待ち時間。

振り返ってみればいくつもの病院を経ることになりましたが、妥協せずに「納得できる環境」を求めて動いたことが、妻の妊娠・出産を支えてくれました。

もし今、治療方針や費用面で迷っている方がいれば、セカンドオピニオンや自治体の制度をフル活用してみてください。少しでも後悔のない選択ができるよう応援しています。