【44万円の価値あり?】赤ちゃんの頭の形ヘルメット治療体験談|成育医療センターで完走
「赤ちゃんの頭の形、ちょっと歪んでるかも?」 そう思ってネットで検索しては、「様子見で治る」という言葉に安心しようとしていませんか?
我が家もそうでした。しかし結果として、 総額44万円 をかけてヘルメット治療に踏み切りました。 結論から言うと、 「やってよかった」 。これに尽きます。
今回は、実際に 日本医科大学(日医大) から紹介を受け、 国立成育医療研究センター でヘルメット治療を完走した私の体験談を、忖度なしでレビューします。
「写真は全部ヘルメット姿」「夏場の蒸れ対策」など、リアルな苦労話もお伝えします。
そもそもヘルメット治療とは?誰でもできるの?
まず、私が治療前に気になっていた疑問を整理しました。
Q. どんな子が対象?
頭のゆがみが 「中等症〜重症」 の赤ちゃんが対象です。 誰でも希望すればできるわけではなく、医師がスキャンデータを見て「治療適応」かどうかを判断します。軽症の場合は、寝かせ方の工夫(タミータイム)などで様子を見ることもあります。
Q. いつから始めるべき?期間は?
- 開始推奨時期: 生後2ヶ月〜6ヶ月(首がすわった頃〜)
- 治療期間: 平均3ヶ月〜6ヶ月
頭蓋骨が柔らかく、成長が著しいこの時期にしかできない、まさに 「期間限定」の治療 です。 我が家も生後数ヶ月でスタートしましたが、治療期間は半年ほど。「永遠か?」と思うほど長く感じましたが、終わってみればあっという間でした。
体験談:なぜ治療することになったのか
我が家の場合、息子は 日本医科大学付属病院(日医大) で生まれました。 定期検診で通っていた際、先生から「少し頭の形が気になるね」と指摘され、専門的な治療ができる 国立成育医療研究センター を紹介していただくことになりました。
ちなみに、日医大での出産に至るまでの経緯(不育症治療)については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
治療費は44万円!自費診療の壁
一番のネックはやはり費用。 完全自費診療で約44万円 かかりました。 「将来の学費にとっておけたのに…」と一瞬悩みましたが、これは子供への一生モノのプレゼントだと思って決断しました。
想像以上に過酷だった「通院」と「有給消化」
金銭面もさることながら、親として一番削られたのは 「時間と体力」 でした。
葛飾区から世田谷区への大移動
治療が始まると、 月に一度のペース で通院が必要です。 専門の技師さんにヘルメットのきつさを調整してもらったり、頭の形の変化を確認してもらうためです。
我が家は 葛飾区 在住。治療先の成育医療研究センター(世田谷区)までは、車で片道1時間。渋滞に巻き込まれると 片道2時間 かかることもありました。 往復と診察時間を合わせると、ほぼ一日仕事です。
私の有給休暇は、ほぼヘルメットに消えた
平日の日中に予約が入ることも多く、仕事の調整が必須でした。 結果として、その年の 私の有給休暇は、ほとんど息子のヘルメット通院のために捧げることになりました。 共働きのご家庭などは、この「通院スケジュール」をどう確保するか、事前にシミュレーションしておくことを強くおすすめします。
辛かったこと・大変だったこと
1. 「しゃっぽ(帽子)」生活の毎日
お風呂以外の 23時間装着 が基本です。 特に夏場は大変。汗だくになるので、こまめに外して洗って、干して…。清潔を保つのが親のミッションでした。
2. 思い出の写真が全部「ヘルメット姿」
これは盲点でした。0歳〜1歳のかわいい盛りの写真が、全部ヘルメット着用なんです。 もちろん、柄を選べて可愛かったですし、児童館でも「あ、ヘルメット仲間ですね!」「うちも検討してて…」と話しかけられるきっかけにはなりました。 ちなみに、祖母はヘルメット姿を見て「早く しゃっぽ (帽子)取れるといいね」と言っていました(笑)。
やってよかった!嬉しかった効果
1. 頭の形が「正常」になった!
これが全てです。我が子の場合は、 奇跡的に「正常」範囲まで きれいに治りました。 一般的には「中等度」くらいまでの改善を目指すことも多いそうですが、早めに始めたおかげか、まん丸の頭を手に入れられました。
2. 転倒時の「守られてる感」
治療中はお座りやハイハイの練習時期とかぶります。 よく転んで頭を打ちそうになるのですが、ヘルメットがプロテクター代わりになってくれました。「ゴチン!」と音がしても、本人はケロッとしていて、親としても安心感がありました。
卒業後の「あるある」
ヘルメットが外れた後、少し困ったのが 「痛覚のアップデート」 です。 今までヘルメットに守られていたので、転んだりぶつかったりした時、ダイレクトな痛みにびっくりして大泣き! 本人が「頭は守られていないんだ」と慣れるまでに、2週間くらいかかりました。
まとめ:迷っているなら一度「測定」へ
44万円は決して安くありません。通院の手間も、毎日のケアも大変です。 でも、一生モノの「頭の形」と、親としての「やってあげた」という納得感はプライスレスでした。
適応時期は 生後6ヶ月くらいまで が勝負です。 「あの時やっておけば」と後悔しないためにも、まずは専門医で「頭の形のスキャン(測定)」だけでも受けてみることをおすすめします。