【35歳のリアル】25歳とは決定的に違う「疲れ」と「飽き」。他人に興味がなくなり、人生が「最適化」された話
- 「最近、カルビよりハラミ。いや、むしろ赤身でいい」
- 「休日は泥のように眠って終わる」
- 「新しい音楽や流行を追うのが、正直しんどい」
もしあなたがそう感じているなら、ようこそ「35歳」の世界へ。
25歳の頃と、35歳の今。数字で見ればたった10年の差ですが、そこにあるのは断絶と言ってもいいほどの大きな変化です。
最近ふと気づいた、**「25歳と35歳の決定的な違い」**について、自戒を込めて書いてみます。これは、若さが終わった嘆きではなく、人生のフェーズが変わったという「報告」です。
1. 「無限の体力」から「リソース管理」へ
35歳の最大の特徴、それは**「常に疲れている」**ことでしょう。
25歳の頃は、無茶ができました。徹夜で飲んで、そのまま仕事に行っても気合でなんとかなりました。しかし、35歳は違います。
- 体力の限界値が下がる: 無理が効かない。翌日の体調を逆算して行動するようになる。
- 死を意識し始める: 健康診断の結果におののき、「風邪を引かないこと」が最重要ミッションになる。
- 運動への危機感: 「さすがに何かしないとマズい」とジムやランニングを検討し始める。
悲しいことのように思えますが、これは**「自分の限界を知っている」**という強みでもあります。無駄な体力を使わず、昼寝などで回復を図る「メンテナンス能力」が身についた証拠です。
自分のHP(ヒットポイント)が見えるようになり、無駄なダメージを受けない立ち回りを覚えた。それが35歳です。
2. 趣味は一通り「やり尽くした」
仕事だけでなく、遊びに関しても35歳は「ベテラン」になってしまいます。
バイク、キャンプ、ゲーム、ガジェット……。 20代の頃、あんなに熱中していた趣味たちが、35歳になると急に色あせて見えることがあります。いや、正確には**「パターンが見えてしまった」**のです。
- バイク: 風を切る快感も、エンジンの鼓動も、もう身体が知っている。
- キャンプ: 焚き火の良さも、撤収の面倒くささも知り尽くした。
- ゲーム: 新作が出ても「あ、このシステムね」と予測がつき、チュートリアルで飽きる。
「新しいことに挑戦しなくなる」と言えばネガティブですが、感覚としては**「人生のチュートリアルが終わって、全クリした後の余生」**に近いかもしれません。
もう、脳汁(ドーパミン)を求めて新しい趣味に飛びつく体力もないし、その必要も感じない。「政治のニュース」がエンタメとして一番面白く感じるようになるのも、世の中の構造(パターン)が見えてきたからこそです。
3. 他人に興味がなくなり、嫌われるのが怖くなくなる
ここが精神面での一番の変化です。 25歳の頃は、他人が何をしているか気になって仕方ありませんでした。SNSで友人の結婚式や海外旅行を見ては焦ったり、誰かに好かれようと必死で愛想を振りまいたり。
しかし、35歳になると、驚くほど他人に興味がなくなります。
- SNSを見なくなる: 人がどこで何を食べようが、正直どうでもいい。
- 比較しなくなる: 「あいつはあいつ、俺は俺」が心から腑に落ちる。
自分の人生のリソース(時間と感情)には限りがあると気づき、「自分と、自分の大切な人」以外に割くリソースをカットしたのです。
その結果、**「人に嫌われるのが怖くなく」**なります。 相手に興味がないので、相手が自分をどう思おうが気にならない。「嫌われたかな?」と悩む時間があったら、早く帰って寝たい。
この**メンタルの図太さ(省エネ性能)**こそ、35歳の最大の武器かもしれません。
4. 「消費」から「愛用」へ:こだわりの道具たち
他人に興味がなくなり、外への承認欲求が消えた分、関心のベクトルは**「自分の内側の生活」**へと向かいます。
35歳は金はある。でも、若い頃のように「なんか買ってSNSにアップして満足」では終わりません。 「一つのものを、しっかり使いこなしたい」 そう強く思うようになります。
おわりに
はしゃがなくなった。すぐ疲れる。趣味にも飽きた。他人に興味もない。 字面だけ見ると寂しい人生に見えるかもしれません。
でも、**「無駄なものが削ぎ落とされた」**今の状態は、意外と快適です。
模索の旅を終え、手に入れた「自分なりの正解」を丁寧に磨き上げていく。 これからの人生は、派手さはなくとも、味わい深いものです。